新NISAで連続増配株を買うという考え方|配当非課税との相性を分かりやすく説明します

新NISAと連続増配株 連続増配株の基礎知識

最終更新日:2026年7月23日

増える配当を、非課税で受け取る

こんにちは。10年以上連続増配株の情報を発信している桃モアイです。

通常、株の配当には約20%の税金がかかります。配当が1万円なら、手取りは約8千円です。新NISAの口座で買った株なら、この税金がかかりません。配当をまるごと受け取れます。

そして連続増配株は、持ち続けるほど配当が増えていく株です。「増え続ける配当」と「非課税」の組み合わせがどう効くのか。この記事では、新NISAのしくみと連続増配株との相性、使ううえでの注意点を説明します。


新NISAのしくみをおさらい

新NISAは2024年に始まった制度で、投資の利益(値上がり益・配当)が非課税になる口座です。非課税で持てる期間に期限はありません。枠は2種類あります。

  つみたて投資枠 成長投資枠
年間の上限 120万円 240万円
買えるもの 基準を満たした投資信託など 個別株・投資信託・ETFなど
連続増配株(個別株) 買えない 買える

2つの枠は併用でき、合計で年間360万円まで投資できます。生涯の非課税枠は合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。売却すると、その分の枠は翌年に復活します。

ポイントは、連続増配株のような個別株を買えるのは成長投資枠だけということです。制度は2026年度の税制改正でも拡充の方向で見直されていますが、この基本のしくみは変わっていません。


連続増配株との相性がよい2つの理由

第一の理由は、配当の非課税が「増配のたびに」効いてくることです。課税口座では、配当が増えるほど引かれる税金も増えます。新NISAなら、増えた配当をそのまま受け取れます。連続増配株は買ったときの株価に対する利回り(YOC)が年々育っていく株なので、配当が育つほど非課税の恩恵も大きくなっていきます。

第二の理由は、非課税期間が無期限であることです。連続増配株投資は、10年・20年と持ち続けて配当を育てる長期投資です。旧NISAのように非課税期間が5年で終わる制度では、この投資法と噛み合いませんでした。無期限になった新NISAは、時間を味方につける投資と同じ方向を向いています。


使ううえでの注意点

相性のよさだけでなく、知っておきたい点が3つあります。

第一に、配当を非課税にするには口座の設定が必要です。配当の受け取り方法を「株式数比例配分方式」(証券口座で受け取る方式)にしていないと、NISA口座の株でも配当に課税されてしまいます。銀行振込や郵送での受け取りを選んでいる方は、証券会社の設定画面で確認してみてください。ここは見落としやすい重要ポイントです。

第二に、損失が出たときの救済がありません。NISA口座の損失は、課税口座の利益と相殺(損益通算)できず、翌年への繰り越しもできません。

第三に、非課税でもリスクは同じです。NISAはあくまで税金の制度で、株価の変動や減配のリスクが減るわけではありません。連続増配も過去の実績であり、将来の保証ではありません。だからこそ、増配を続ける力があるかを財務面から確かめることが大切です。その確認方法は8指標分析とは?で説明しています。


私の使い方

参考までに、私自身の使い方です。私は新NISAの成長投資枠で、8指標で確認した連続増配株を毎月少しずつ買い集めています。一度に大きく買わないのは、高値づかみを避けたいのと、無理のない金額で長く続けることを優先しているためです。

実際の保有銘柄と損益はポートフォリオで毎月公開しています。よければ実例として参考にしてください。


まとめ:長期の増配投資と方向が合う制度

新NISAの成長投資枠で連続増配株を買うと、育っていく配当を無期限で非課税のまま受け取れます。長期でコツコツ配当を育てる投資と、方向のよく合う制度です。

ただし、株式数比例配分方式の設定と、損益通算ができない点は押さえておいてください。銘柄選びは10年以上連続増配株一覧財務指標優良銘柄一覧から。これから口座を開く方は、楽天証券とSBI証券どっちで始める?で口座まわりの選び方をまとめています。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資や特定の口座の開設を勧めるものではありません。制度の詳細は金融庁・各証券会社の最新情報をご確認ください。投資は自己責任のもとで行ってください。

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