【6月権利確定】アバントグループ(3836)を8指標分析|10年連続増配の成長株

最終更新日:2026年5月26日

10年連続増配・成長続く企業価値経営のプロ集団

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こんにちは。10年以上連続増配株の情報を発信している桃モアイです。

今回は6月に配当権利が確定する連続増配株の1社、アバントグループ(証券コード:3836)を私独自の8指標で分析しました。

結論から言うと、8指標すべてクリアの優良な連続増配株です。連結会計・経営管理ソフトの分野で確かな地位を築き、売上高は10年で約3倍に成長した実力派企業です。

📊 株価・利回りの基準日:2026年5月25日(取得時点の値です)
📊 財務指標は2025年6月期(実績)の数値を使用しています。


アバントグループとはどんな会社?

アバントグループは、企業の会計やデータ活用を情報システムの面から支える、東証プライム上場の持株会社です。難しく聞こえますが、ひとことで言えば「企業の『見えない価値』を数字で見える化するプロ集団」です。

グループの中核は、次の3社です。

  • ディーバ:複数の会社をまとめた「連結決算」をつくるためのソフトを開発。決算業務の代行も手がけます。
  • アバント:グループ全体の経営管理ソフト「AVANT」シリーズの開発と、それを使いこなすためのコンサルティングを担当します。
  • ジール:社内に散らばったデータを集めて分析・活用できる形に整える、データ活用全般を支えます。

いずれも、上場企業の決算や経営管理といった「企業の根幹業務」に関わるのが特徴です。一度導入されると長く使い続けられるため、毎年安定した売上が積み上がりやすい、いわゆるストック型のビジネスモデルになっています。これが、後で見る安定した業績と連続増配を支える土台です。

業績も好調です。2025年6月期は売上高282億円・営業利益46億円と、いずれも過去最高を更新しました。売上高は15期連続の増収、営業利益は10期連続の増益という、長期にわたる連続成長記録を持っています。利益率の高いソフトウェア事業の拡大が続いており、今後も成長余地は大きいといえます。

※2025年6月期時点の事業セグメントは「連結決算開示事業/DX推進事業/経営管理ソリューション事業」の3つです(2026年6月期からは主要3社の1社1セグメント体制に変更されています)。

上場市場:東証プライム
業種:情報・通信業
決算月:6月
連続増配:10期(2025年6月期時点/2026年6月期も増配を計画)
現在の株価:1,131円
予想配当利回り:2.83%
配当権利確定:年1回(6月)


配当情報

アバントグループは、2025年6月期時点で10年連続増配を達成しています。1株配当は2016年6月期の2.75円から2025年6月期には25円へと大きく成長し、2026年6月期は32円とさらなる増配を計画しています。成長で得た利益を着実に株主還元へ回す姿勢が続いています。

項目 内容
現在の株価 1,131円(2026年5月25日時点)
予想配当利回り 2.83%
連続増配年数 10年(2025年6月期時点)
配当性向 20.62%(2025年6月期 実績)

※配当情報はYahoo!ファイナンス・IRBANK・各社決算短信をもとに作成。株価の変動により利回りは変わります。

アバントグループ 1株配当の推移 10年連続増配


8指標分析の結果

私が株式選定に使っている8つの指標で分析しました。8指標の詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

指標 基準 アバントグループ 判定
売上高 増加傾向 右肩上がり
EPS(一株利益) 増加傾向 右肩上がり
営業利益率 5%以上 16.31%
自己資本比率 40%以上 63.9%
営業活動によるCF 毎期プラス 毎期プラス
現金等 増加傾向 右肩上がり
一株配当 10年以上連続増配 10年連続増配
配当性向 50%以下 20.62%

※財務指標は2025年6月期(実績)。IRBANKのデータをもとに桃モアイが独自に分析。投資判断の参考としてご活用ください。


グラフで見る業績の推移(過去10年)

アバントグループの強みは、なんといっても長期にわたる安定成長です。売上高・利益・配当のいずれもきれいな右肩上がりを描いています。実際のデータをグラフで見てみましょう。

売上高と営業利益率

売上高は2016年6月期の約96億円から2025年6月期には282億円へと、10年で約3倍に拡大しました。同時に営業利益率も10%台後半を維持しており、規模を拡大しながら高い収益性を保てている点が光ります。

アバントグループ 売上高と営業利益率の推移

EPS(1株利益)と配当性向

EPSも一貫して伸び続けており、利益成長がしっかり1株あたりの価値に反映されています。一方で配当性向は20%台に抑えられており、桃モアイ基準(50%以下)を大きくクリア。利益成長が続けば、まだまだ増配を続けられる余地があることを示しています。

アバントグループ EPSと配当性向の推移

営業活動によるCFと現金等

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは着実に積み上がり、手元の現金等も右肩上がりに増えています。潤沢な現金は、安定した配当の原資となるだけでなく、成長投資の余力にもなります。

アバントグループ 営業CFと現金等の推移

自己資本比率

自己資本比率は60%超の高水準を維持しています。借入に過度に依存しない健全な財務体質で、桃モアイ基準(40%以上)を一貫して上回り続けています。

アバントグループ 自己資本比率の推移


注目ポイント

売上高が10年で約3倍の成長力

アバントグループの最大の魅力は、その成長力です。売上高は2016年6月期の約96億円から2025年6月期には282億円へと約3倍に拡大しました。連続増配株は「安定」が魅力として語られがちですが、アバントは安定に加えて高い成長性を兼ね備えている点が際立っています。成長する企業の増配は、将来の配当のさらなる拡大が期待できます。

企業価値経営を支えるストック型の事業構造

連結会計や経営管理のシステムは、企業の根幹業務に深く組み込まれるため、一度導入されると継続的に利用されやすい性質があります。こうしたストック型に近い収益構造が、景気の波に左右されにくい安定したキャッシュフローを生み出し、長期の連続増配を支える土台となっています。

営業利益率16.31%・自己資本比率63.9%の優れた財務

営業利益率16.31%は、ソフトウェア事業ならではの高い収益性を示しています。また自己資本比率63.9%は借入に頼らない健全な財務体質を表しており、不況時の耐性も高いといえます。配当性向は20.62%と桃モアイ基準(50%以下)を大きく下回っており、増配余地が非常に大きいことも見逃せません。

低めの配当性向が示す将来の増配余地

アバントの配当性向は20%台と低めに抑えられています。これは「まだ配当を増やす余力を十分に残している」ということを意味します。実際、2026年6月期は1株32円への増配を計画しており、利益成長と歩調を合わせた増配がこれからも期待できます。利回り自体は現時点で高くありませんが、将来の増配を見据えて長期保有する妙味のある銘柄です。


まとめ

アバントグループ(3836)は、8指標すべてクリアの優良な連続増配株です。

✅ 売上高が10年で約3倍の高い成長力
✅ 企業価値経営を支える安定したストック型事業
✅ 優れた財務(営業利益率16.31%・自己資本比率63.9%)
✅ 10年連続増配の実績
✅ 大きな増配余地(配当性向20.62%)

予想配当利回りは2.83%とプレミアム連続増高配当株の基準(3.75%以上)には届きませんが、8指標オールクリアの財務健全性と高い成長力を兼ね備えた優良銘柄です。配当の権利確定は年1回(6月)ですので、権利確定日を見逃さないようご注意ください。


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※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。株価は変動するため、利回りや指標も時期によって変わります。

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